ロッテ福浦 3年半ぶり一発 2000安打あと4

[ 2018年9月10日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2―6西武 ( 2018年9月9日    メットライフD )

<西・ロ>4回無死、右翼席にソロアーチを放つ福浦(撮影・木村 揚輔)
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 高く舞い上がった打球が、右翼席に吸い込まれた。約3年半ぶりのアーチ。ロッテ・福浦は「まぐれですよ。少しバットの先だったから“越えてくれ”と思っていた。ホームランなんて久しぶりだよ」と声を弾ませた。

 4回の第2打席。22歳年下の今井の143キロ直球を振り抜いた。15年4月9日以来、実に1249日、608打席ぶりの一発は一時同点のソロ。第1打席も中前打を放ち、今季2度目のマルチ安打だ。ただ、2―3の5回2死二、三塁で迎えた第3打席は空振り三振に倒れ、敗れた試合後は「あそこで打ちたかった」と繰り返した。

 ついに通算2000安打まであと4本。体の状態について「悪いなんて言えないよ」と笑ったが、首痛との戦いが続く。先発出場していた5日のソフトバンク戦で再び痛めてしびれが出ると、トレーナーからストップがかかった。その後の2試合は代打出場。慎重に状態を見極めながら、8日に先発復帰したばかりだ。ギリギリの戦いが続くが、大台へ「ここまできたら気力。監督が使ってくれているので、早く打ちたい」と声を大にした。

 11、12日に予定されていた日本ハム戦(札幌ドーム)は北海道胆振東部地震の影響により中止が決定。5日間試合がないが、15日の楽天戦からZOZOマリンで8連戦が待つ。いよいよ偉業達成へ。千葉で生まれ育ったプロ25年目の42歳が、本拠地で金字塔を打ち立てる。(町田 利衣)

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2018年9月10日のニュース