大阪桐蔭15安打13点で春夏連覇!金足農・吉田を粉砕!決勝主役の座譲らず新伝説

[ 2018年8月21日 16:17 ]

第100回全国高校野球選手権大会 決勝   大阪桐蔭13―2金足農 ( 2018年8月21日    甲子園 )

<大阪桐蔭・金足農>2度目の春夏連覇を達成し、喜ぶ根尾(左端)ら大阪桐蔭ナイン(撮影・成瀬 徹)
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 第100回全国高校野球選手権大会第16日は21日、甲子園球場で決勝が行われ、大阪桐蔭(北大阪)が15安打の猛打で金足農(秋田)を13―2で下し、史上初2度目の春夏連覇を達成した。

 先発は“二刀流”の根尾ではなく、前日準決勝で155球完投したばかりのエース・柿木がマウンドに上がった。柿木は連投の疲れも見せず初回から飛ばした。菅原、佐々木、吉田を3者凡退に封じる最高の立ち上がり。3回に佐々木の右犠飛で1点を失ったが、その後も力投。9回を投げ2失点完投で胴上げ投手となった。

 打線は金足農の150キロ右腕・吉田の立ち上がりを攻めた。宮崎が死球で出塁、青地の右安打で無死一、三塁と好機をつかむ。中川、藤原が三振も根尾の死球で2死満塁とすると、石川の打席で吉田が暴投。三塁走者が生還し先制。直後に石川が右中間2点適時二塁打を放ち初回に3点を奪った。

 4回には宮崎が左越え3ラン。5回は根尾がバックスクリーンへ今大会自身3本目となる2ランや、藤原の2点適時打など打者一巡攻撃で一挙6点。奮闘するエース柿木を援護した。

 昨夏は3回戦の仙台育英戦で現主将・中川が一塁ベースを踏み損ねたのを機にサヨナラ負けを食らった。「一日たりとも忘れたことはありません」。涙に暮れた試合から1年。藤原、根尾、柿木ら最強メンバーと春夏連覇を目標にチームを鍛え上げてきた。この日の相手は旋風を巻き起こし決勝まで勝ち進んできた金足農だったが、第100回大会最後の試合では主役の座を渡さず、新しい伝説を刻んだ。

 西谷浩一監督(48)は春夏通算15回の甲子園出場で55勝。PL学園の中村順司監督を抜き監督最多となる甲子園7回目の優勝を飾った。

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