大阪桐蔭、史上初2度目の春夏連覇!最強打線が15安打13点 柿木完投で胴上げ投手

[ 2018年8月21日 16:20 ]

第100回全国高校野球選手権大会 決勝   大阪桐蔭13―2金足農 ( 2018年8月21日    甲子園 )

<大阪桐蔭・金足農>力投する大阪桐蔭先発の柿木(撮影・近藤 大暉)
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 第100回全国高校野球選手権大会第16日は21日、甲子園球場で決勝が行われ、大阪桐蔭(北大阪)と金足農(秋田)が対戦し、大阪桐蔭が13―2で勝利。4年ぶり5度目の優勝を果たし、史上初となる2度目の春夏連覇を達成した。同校の春夏連覇は2012年以来6年ぶり。

 大阪桐蔭は初回、これまで5戦すべて完投し45回749球を1人で投げ抜いてきた吉田を2死満塁と攻め、暴投と石川の2点適時打で3点を先制。3回に1点を返されたが、4回に宮崎の3ランで加点すると、5回には根尾の2ランなど7安打を集め、一挙6得点。5回終了時点で12―1と大きくリードを広げ、剛腕・吉田を今夏初めてマウンドから引きずり下ろした。

 結局、先発野手全員安打の15安打13得点。まさに“スター集団”と呼ばれる最強の打線が遺憾なくその実力を発揮した。

 投げては前日の準決勝で155球完投のエース柿木が先発し、9回112球2失点で2試合連続の完投。昨春と今春の選抜大会で史上初となる2年連続の胴上げ投手に輝いている“二刀流”根尾への継投を必要としない、被安打わずか5の危なげない投球で9回を1人で投げ切った。

 過去に春夏連覇を達成したのは他に、1962年・作新学院(栃木)、66年・中京商(愛知)、79年・箕島(和歌山)、87年・PL学園(大阪)、98年・横浜(神奈川)、2010年・興南(沖縄)の6校。いずれも達成は1度で、2度目の偉業を成し遂げたのは大阪桐蔭が初めて。

 公立校・金足農の快進撃は決勝でストップ。東北勢として春夏を通じて初の優勝はならず。6回からは吉田に代わって打川が今夏初めて登板するなど、最後まで全力を尽くして食らいついたが王者・大阪桐蔭の底力に屈した。

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