【愛媛】豪雨被害の野村が圧勝、入船主将「いい報告になれば」

[ 2018年7月14日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念愛媛大会1回戦   野村15―3新居浜西 ( 2018年7月13日    坊っちゃん )

<野村・新居浜西>1回に一挙10得点の猛攻に盛り上がる野村ベンチ
Photo By 共同

 西日本豪雨で甚大な被害を受けた愛媛県西予市にある野村が新居浜西との1回戦に快勝した。初回に10点を挙げ、15―3の5回コールドゲーム。入船主将は「この勝利がいい報告になればいい」と語り、長滝剛監督は「自分が思っていた以上に選手たちは冷静にやってくれた」と話した。

 野村町地区は河川が氾濫し、床上浸水などの被害が大きかった。2年生の林は自宅が2階まで浸水。ただ、グラブやユニホームは使える状態で見つかったという。ベンチから大声を出し、チームを盛り上げた。選手らはボランティア活動に努め、地元の人々からは「練習せんか」と明るく声を掛けられた。指揮官は「1勝でも多くして、野村町に元気を届けたい」と語った。

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2018年7月14日のニュース