楽天“もう一人のオコエ”が15日実戦デビューへ 即昇格あるぞ

[ 2018年5月15日 05:30 ]

楽天のディクソン
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 楽天の新外国人、オコエ・ディクソン外野手(28)が15日から行われるイースタン・リーグのロッテ3連戦(森林どり泉)で実戦デビューすることが14日、分かった。球団関係者が「3連戦に出場する予定」と明かした。

 「優勝するために呼ばれている。チームの勝利に貢献したい」と話すディクソンはドジャース傘下3Aオクラホマシティーに所属した昨年9月に左肩を亜脱臼し、同10月に手術を受けた。米国でリハビリを続け3月に来日。復帰を目指し調整してきた。開幕には間に合わなかったが、ようやく準備が整った。

 現在、チーム2位の5本塁打を打っている同じ右打ちのアマダーが左膝鵞足(がそく)炎のため、13日に出場選手登録を抹消された。球団は当初、ディクソンの復帰を6月と見込んでいたが、外国人枠を1つ余しており、数試合の実戦で、即昇格の可能性はある。

 ディクソンは昨年3月のWBCに出場した侍ジャパンが米国での準決勝前に行った練習試合で、ドジャースの一員として出場、松井裕から逆転サヨナラ二塁打を放った。球団関係者が「本当に飛距離は凄い」と話すマイナーリーグ通算117本塁打を放った長打力も魅力だ。現在、チームは最下位に沈み総得点110もリーグワースト。「第2のオコエ」とされるディクソンが、浮上への起爆剤となるかもしれない。

 ◆オコエ・ディクソン 1990年2月9日生まれ、カリフォルニア州サンフランシスコ出身の28歳。ソノマ州立大から11年ドラフト12巡目でドジャース入りし、17年9月2日のパドレス戦でメジャーデビュー。メジャー通算7試合で7打数1安打の打率.143、0本塁打、0打点。昨季3Aでは116試合で打率.246、24本塁打、76打点を挙げた。1メートル80、100キロ。右投げ右打ち

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