明大・森下暢11K初完投 慶大とのV争い踏みとどまった

[ 2018年5月15日 05:30 ]

東京六大学野球第5週最終日   明大3―1立大 ( 2018年5月14日    神宮 )

<立大・明大>1失点で初完投を果たした明大のエース森下暢
Photo By スポニチ

 3回戦1試合が行われ、明大が立大を下して勝ち点を3に伸ばして優勝争いに踏みとどまった。エース右腕・森下暢仁(まさと)投手(3年)が1失点でリーグ戦初完投。打っても先制適時打を放つなどエースの仕事を果たした。優勝争いは勝ち点で並ぶ明大と慶大に絞られ、慶大が19日からの直接対決で連勝すれば優勝が決まる。

 この日137球目となる渾身(こんしん)の147キロで最後の打者を左飛に打ち取ると森下暢は安堵(あんど)の笑みを浮かべた。大一番でリーグ戦初完投を果たして優勝に望みをつなぎ「今までエースの投球ができていなかった。やっと良い形で投げ切れた」。

 12日の1回戦では7回途中で降板し、1点差で惜敗。前日の2回戦では伊勢や1年生の竹田ら後輩投手陣が踏ん張り、タイに持ち込んだ。強雨の中、必死に投げる姿に奮い立った。4回には自ら先制適時二塁打。7回に同点とされたが動じることなく、最速151キロを軸に自己最多11奪三振。7回に越智が決勝2ランで援護し、白星を呼び込んだ。「(エースの背番号)11が大きく見えた」と善波達也監督。19日からは首位・慶大と対決する。森下暢は「今日のような投球で流れを持ってきたい」と闘志をたぎらせた。(松井 いつき)

 ▽優勝の行方 19日から行われる明大と慶大の直接対決で、慶大が連勝し勝ち点を獲得すれば秋春連覇が決まる。慶大2勝1敗の場合は翌週26日からの明大―法大戦の行方に持ち越される。明大は慶大戦、26日からの法大戦でともに勝ち点を取れば優勝。慶大戦で1勝に終わった場合は法大戦で連勝が最低条件で、最終週の早慶戦の結果待ちとなる。

続きを表示

2018年5月15日のニュース