立大・田中誠エースの貫禄 7回無失点で2勝目

[ 2018年4月21日 18:34 ]

東京六大学春季リーグ戦   立大3―2法大 ( 2018年4月21日    神宮 )

<立大・法大>7回無失点の好投でチームを勝利に導いた立大の先発・田中誠
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 立大のエース左腕・田中誠也投手(3年、大阪桐蔭)が7回無失点と好投で2勝目を挙げた。

 持ち前の打たせて取る投球で「直球で振り遅れさせたり、引っかけさせるのが良い形。悪いカウントでも粘れたのが良かった」と振り返った。

 昨春日本一に導いた伝家の宝刀・チェンジアップは「さすがに見切られるようになってきた。でも昨年より直球が良くなっているので、あえて直球を放ることもできるようになった」。冷静な状況判断も光った。7回には無死一塁から法大・大西千が代走で出場。大学でも随一の俊足を誇る走者を相手に、しつこくけん制を繰り返して刺した。「そんなにけん制は得意じゃないけれどしつこくした方がいいかなと。我慢比べでした。あそこは刺せてちょっとうれしかった」と喜んだ。

 1年春から登板し、5シーズン目でキャリアは十分。高校の後輩でもある4番・三井が先制弾で援護したが「あいつNo.1ポーズとかしちゃって。ダメですねえ」と笑い、田中節も全開だった。

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2018年4月21日のニュース