金本監督は煙幕 開幕“発表”巨人に「俺にも言えって?」

[ 2018年3月28日 05:30 ]

金本監督は糸原(左)と談笑する
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 付き合う気持ちは、ない。阪神・金本監督は、開幕オーダーと3連戦の先発投手を公表した巨人とは対照的に、“煙幕”を張った。「社外秘」なのか、それとも、まだ決めていないのか…。

 「(巨人がオーダーと先発投手を公表)だから俺にも言えって?(笑い)。ヒント?分からんなあ…」

 巨人が公表したからと言って、それにのっとらなければいけないルールはない。そもそも、巨人とはチーム状況が違う。

 ほぼレギュラーが固定されている巨人の開幕オーダーは大体の見当が付く。事実、「俺はそれ(公表されたオーダー)を見ていないからね」と話した指揮官が、続けて「陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が1番?(4番以降は)ゲレーロ、マギー、岡本、長野くらいか」とスラスラ。その一方、鳥谷、糸井、福留、ロサリオ以外のポジションが流動的な起用となる阪神のオーダーは、巨人よりも読みにくい。それならば余計に、公表する必要などないというわけだ。

 …とは言いながら、慈悲深い!?指揮官はヒントもポロリ。開幕3番の人選について問われた時だ。「今ちょっと悩みどころ」と苦笑した上で、「糸井3番ね…。ロサリオの前後はやっぱり経験者で固めたいというのがあるから、糸井と孝介が理想だろうね」と構想を掲げた。当初は糸井を5番起用して機動力を生かす方針だったが、その糸井は臀部(でんぶ)に張りを訴えて24日のオリックス戦を欠場したばかり。糸井の機動力にこだわらないなら、クリーンアップは3番・糸井、4番・ロサリオ、5番・福留が有力視される。

 中軸以外にも現時点で1、2番は糸原、鳥谷、6番以降は大山、高山、梅野の並びとなる見込み。ただし3、5番と1、2番は入れ替わる可能性がある。糸原を西岡に変える選択肢もある。だから公表しない。黙るが勝ち!?

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2018年3月28日のニュース