おかやま山陽・井元“テニスボール効果”で先制2ランも…敗戦に涙「力不足」

[ 2018年3月28日 14:44 ]

第90回選抜野球大会第6日・2回戦   おかやま山陽2―7乙訓 ( 2018年3月28日    甲子園 )

<おかやま山陽・乙訓>1回裏2死三塁、おかやま山陽・井元は左越えに先制2点本塁打を放つ
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 「テニスボール立て」で培った集中力を、最初に訪れたチャンスで発揮した。おかやま山陽の4番・井元は、初回2死三塁で打順が回ってくると、2球目のスライダーを強振。伸びた打球はレフトスタンドに突き刺さり、大会第9号のホームランとなった。

 「振り抜くことができました。チャンスの場面で打てたのは、メンタルが強くなったから」

 フットサルやマット運動、将棋などユニークな練習法で知られるおかやま山陽にあって、井元自身が成果を強調したのが「テニスボール立て」。平らな床に硬式テニス球を積むように立てる精神面のトレーニング。「ゾーンに入らないと立てられない」と言い、初回の場面で「ゾーンに入っていたか?」と問われると「入っていました」と即答した。

 ただ、試合は乙訓に逆転を許し2―7で敗れ、昨夏に続き初戦敗退となった。自らにエラーもあったことで「力不足」と涙した井元は「もっとうまくなって、大事な大会で同じミスをしないようにしたい」と今後の成長を誓った。

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2018年3月28日のニュース