【東尾修氏 セ順位予想】中継ぎ整った巨人 上原復帰、沢村復調で6回以降の必勝パターン

[ 2018年3月28日 10:15 ]

スポニチ本紙評論家セ・リーグ順位予想

巨人の上原
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 戦国「混セ」が幕を開ける。30日のセ・パ同時開幕まであと2日。スポニチ評論家陣によるセ・リーグ展望では、優勝予想が広島3人、DeNA3人、巨人2人、阪神1人と4球団に割れた。広島の3連覇か、それとも他5球団が阻止するのか。群雄割拠の熱いシーズンになりそうだ。

【順位予想】1位・巨人、2位・広島、3位・阪神、4位・DeNA、5位・中日、6位・ヤクルト

 143試合を戦うシーズンは長い。乗り切るためには中継ぎ陣の強化が不可欠で、その点では巨人は戦力を整えた。昨季は1軍での登板機会がなかった沢村が復調し、上原が10年ぶりに復帰。マシソン、カミネロも実績があり、6回以降の必勝パターンが組める。逃げ切る形ができれば、先発投手の負担も大きく減るはずだ。

 打線は4番にゲレーロが座り、そこに岡本、吉川尚ら、若手がどう絡んでいくか。勝ちながら若手選手を育てるのは難しいが、そこは我慢も必要。高橋監督も覚悟して使わなければならないシーンも出てくると思う。

 広島はメンバー的に大きな変化はないが、鈴木が開幕から4番にいるのはプラス材料。投手陣にやや不安が残るか。優勝争いは阪神、そしてDeNAまでの4チームの混戦になる。中日、ヤクルトは投手陣の駒が足りないが、起爆剤になりそうなのはヤクルトの山田哲。再びトリプルスリー級の活躍をすれば、チームに勢いがつく。

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