【牛島和彦氏 セ順位予想】安定感ある広島 中日は投手力侮れず…さらに混戦!?

[ 2018年3月28日 10:25 ]

スポニチ本紙評論家セ・リーグ順位予想

広島の鈴木
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 戦国「混セ」が幕を開ける。30日のセ・パ同時開幕まであと2日。スポニチ評論家陣によるセ・リーグ展望では、優勝予想が広島3人、DeNA3人、巨人2人、阪神1人と4球団に割れた。広島の3連覇か、それとも他5球団が阻止するのか。群雄割拠の熱いシーズンになりそうだ。

 【順位予想】1位・広島、2位・DeNA、3位・阪神、4位・中日、5位・巨人、6位・ヤクルト

 広島は田中、菊池、丸の「タナキクマル」に4番・鈴木ら、勝ち方を肌で知っているメンバーが固定されているのが大きい。年齢的にも脂が乗ってきた選手も多く、安定感がある。不安は投手陣だが、前田健、黒田と2年連続で主軸が抜けてもカバーしてきた。

 逆転の目があるDeNAは、今永、浜口らを欠いて開幕を迎える。シーズン序盤は我慢の戦いになるだろう。さらには先発の柱として絶対的なエースが出てきてほしい。2桁10勝が計算できる投手は多いが、巨人・菅野や西武・菊池のように突き抜けた成績を残す存在。一人で貯金10以上を稼ぐような大黒柱がいると大きい。阪神も含め、上位陣に大きな差はなく混戦になる。

 中日は徐々に投手の駒がそろいつつある。先発は小笠原に鈴木翔、柳、ジー。ドラフト1位の鈴木博は、クローザー起用の可能性もあって面白い存在だ。巨人は先発陣が足りないか。ゲレーロが相手の厳しい攻めをはねのけられるかにも注目。

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