巨人・岡本 ゴジラ打法4発 風速15メートルに負けじ130メートル弾

[ 2018年2月5日 08:39 ]

岡本の構え
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 「ゴジラの軸足」で驚がく弾!巨人の岡本和真内野手(21)は4日、フリー打撃でバックスクリーンへの130メートル弾を含む4本の柵越えを放った。16年に臨時コーチを務めたOBの松井秀喜氏(43)からアドバイスされた軸足に体重を乗せる「新打法」に、今オフから挑戦中。6日の第2クールから2年ぶりに臨時コーチを務める松井氏に、成長した姿を見せる。

 サンマリン宮崎には右翼から左翼方向に風速15メートルの強風が吹き荒れていた。それでも、岡本の放った打球は流されない。一直線に伸び、バックスクリーンに吸い込まれた。

 「(真ん中の直球に)逆らわないようにした。力んで引っかけることが多いので、そうならないように気をつけた」。このオフ、スタンス幅を狭くして軸足に体重を乗せやすくした。「体がブレなくなり、目線もぶれなくなる」。タメをつくり、球を呼び込むこともでき「変化球にも我慢することができる」。そう説明した新打法は松井氏に似ている。

 2年前の春季キャンプで、臨時コーチを務めた松井氏から指導を受けた。軸足に8〜9割の意識で体重を残す。「素晴らしいバッターに共通していた点がある」とヤンキース時代に同僚だったジーター、ポサダ、ロドリゲスら強打者を例に挙げた。坂本勇も取り入れ、16年には自身初の首位打者に輝いた。

 岡本は当時、この技術を実践できなかったが「軸足に体重を乗せるように意識してやっている」と、二岡打撃コーチの指導を受けながらキャンプで特訓中だ。53スイングで計4本の柵越え。バックスクリーン弾に、左中間中段へ2本。最後のスイングでは同上段に135メートルの特大の一発を叩き込み、パワーアップした姿を見せた。

 6日から松井氏が、2年ぶりに臨時コーチを務める。背番号は2年前の「38」から「25」に変わった。「(松井氏とは)左と右の違いはありますけど、体重移動のことなど聞きたい」。勝負の4年目。この日は約1000スイング振り込んだ。日米通算507本塁打を誇る「ゴジラの教え」を目の前で実践する。 (神田 佑)

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