阪神・中谷 第1クールMVP 金本監督「大山か藤浪か迷った」

[ 2018年2月5日 05:30 ]

野球教室で豪快なスイングを披露する中谷
Photo By スポニチ

 阪神・中谷が、金本監督からキャンプ第1クールのMVPに指名された。

 「大山か藤浪か迷ったんですが、中谷ですね。オフにこちらが出したテーマをきっちり自分のモノにして、かなり良くなっている。あとは実戦でどうかというくらい。打つ形、バランス、リズムがすごく良くなっている」。指揮官の言葉を伝え聞いた中谷自身は「自分が抜け出さないと使ってもらえない」と決意を新たにした。

 昨季20本塁打を記録しても、慢心などはみじんもない。この日のフリー打撃では島本から28スイングで3本塁打を含む8本の安打性の打球を放った。好調維持の理由は、オフ期間に指揮官から出された“宿題”に、しっかり取り組んだからだ。

 (1)スイングの際に左足をしっかり固定し、右足をきれいに回す(2)右方向に強い打球を打つ―の2点。「(監督に言われたことを)意識してやっている段階なので、自然とできるように練習していきたい」と、さらなる高みを見据えた。

 「(課題を)ちゃんと意識してやってくれた。右方向に大きい飛球が飛んでいる。体も強くなっている。筋力も上がって、スイングのスピードもね。やっぱり、重いバットをあれだけ振らせているから」。成長著しい若き主砲候補の姿勢と進化に、金本監督も満足げに頬を緩めた。(惟任 貴信)

続きを表示

2018年2月5日のニュース