大リーグに再びリリーフカー登場か 試合時間短縮を狙い選手会が提案

[ 2018年2月5日 12:28 ]

ヤンキースタジアム (AP)
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 大リーグ公式サイトにコラムを寄稿するフィル・ロジャース記者は2日、自身のツイッターで試合時間の短縮を目的にリリーフカーが再び使用される可能性があるとレポートした。

 試合時間の短縮を目指す大リーグ機構は昨季に投手が投球をせずに四球とすることができる「申告敬遠」を導入。今季からは投球間隔を20秒以内にするルールの採用や捕手のマウンドに行ける回数を制限することなどが検討されている。

 しかし、機構側と選手会との交渉は難航しており、「20秒ルール」に関しては選手会が拒否の姿勢を貫き、機構側も今季の9回終了時における平均試合時間が2時間55分以内なら、採用を見送る考えを示した。

 他に試合時間を短縮するすべを見出す必要がありそうだが、そんな中、ロジャース記者のレポート。選手会がリリーフカーの使用を提案したそうで、機構側は検討中とのこと。早ければ今季から使用される可能性があるという。

 大リーグのリリーフカーは1950年代に登場。70年代にはほぼ全球団が使用していたが、80年代には完全に姿を消した。現在は投手交代がコールされると、リリーフ投手が外野のブルペンから小走りでマウンドへ向かうことが一般的。ただ、機構側の判断次第では、再びあの懐かしい光景が球場で見られるようになるかもしれない。

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2018年2月5日のニュース