藤浪 初の米自主トレ ダルに弟子入り、カーショーも来る?

[ 2018年1月4日 05:30 ]

阪神の藤浪
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 阪神・藤浪晋太郎投手(23)が、自身初となる米国での自主トレーニングを敢行することが3日、分かった。昨オフにも「弟子入り」したダルビッシュ(ドジャースからFA)らとともに、テキサス州で1月下旬まで鍛練を積む予定だ。

 確固たる決意のもと、藤浪が海を渡る。プロ6年目にして、初めての海外自主トレとなる舞台は、米国だ。昨年11月の秋季キャンプ終了後、シーズンオフの自主トレプランについては「いろいろなところに行って、いろんな人から話を聞いて、勉強して来ようと思っています」と話し、昨年12月は理学療法士や動作解析士など「専門家行脚」を敢行。年が明け、2月1日のキャンプインへ向けて準備を整える1月は米国を拠点に置くことを決めた。

 近日中に日本を離れテキサス州に向かう。待ち受けているのは、プロ1年目から親交のあるダルビッシュだ。昨オフも都内で約1カ月、合同自主トレを行っており、2年連続での弟子入りとなる。大阪桐蔭時代から憧れの存在で、1年目のオフに自ら志願しダルビッシュのトレーニングを都内まで見学しに行って以降は「一日6食」「ウエート重視」など“ダル理論”を導入して地道にスケールアップを図ってきた。

 今回も、知識豊富な先輩右腕と時間をともにするだけでなく、米国の最新鋭機器を利用したトレーニング法など「引き出し」が増えることは間違いない。16年の12月にはチェンジアップの握りや手首の使い方を教わるなどしており、技術面でも新たな収穫に期待が持てる。

 加えて、超大物との対面も実現しそうだ。自主トレにメジャーNo・1左腕のカーショー(ドジャース)が電撃合流する可能性がこの日までに浮上した。ダルビッシュは昨年12月に自身のインスタグラムに、カーショーと思われる左腕とキャッチボールする写真を投稿。2人はドジャースの同僚で、ともにテキサス州に自宅があり、オフも一緒に汗を流す仲でもあることから、藤浪とダルビッシュの合同自主トレの場に左腕が姿を見せることも十分に考えられる。

 29歳にしてサイ・ヤング賞3度獲得したスーパーエースとの「合体」は、これ以上ない財産となるはず。ともに自己ワーストの3勝(5敗)、防御率4・12に終わった昨季から巻き返しを期す2018年。藤浪が豪華すぎるスタートで完全復活に向けて、動き出す。

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