阪神・糸井 今季の公約「ヒーローインタビュー2桁で!」

[ 2018年1月4日 08:45 ]

“スーパー”な活躍で今年こそ優勝!ファイティングポーズで気迫の表情を見せた糸井
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 「スーパー・糸井」になる!阪神の糸井嘉男外野手(36)が2日、スポニチ本紙のインタビューで今季にかける熱い思いを語った。移籍1年目だった昨季の打率・290、17本塁打、62打点、21盗塁には不満顔。全ての数字を上げると宣言し「満足は一生しない」とキャリアハイを追い続けることを誓った。ただし、最大目標はもちろんリーグ優勝。公約に「ヒーローインタビュー2桁」を掲げ、“超人”と化して勝利に貢献しまくる意気込みだ。

 ――阪神1年目を振り返って

 最初の1カ月と最後の1カ月以外は納得していないですね。やっぱりケガがあったんで、そこが1番ふがいない。それにやっぱり優勝したいですしね。2位は嫌なんで。

 ――日本ハム、オリックス時代と阪神での立場の違いは

 もちろん、やっていることは一緒なんですけど、自分で選んで来たんで、それなりに自分にプレッシャーをかけて来たわけなんで。そういう意味ではこれまでのチームとは違いましたね。

 ――甲子園球場の雰囲気は

 やっぱり熱狂的です。それに人多いし。300万人でしょ!?そんなところでやったことないんで。そういう雰囲気は嫌いじゃないですけど。

 ――阪神に来て良かったと思う部分は

 全部。全部が良かったでしょ。やりがいというのはすごく感じました。

 ――京都出身で幼いころから見てきたチームでもあった

 プレーしている時に意識することはないんですけど、ちっちゃいころから阪神の選手というのにはやっぱり憧れみたいなのはありました。ユニホームもね。タテジマの。

 ――特に憧れの選手はいたのか

 個人的にどの選手というのはいなかったんですけど、やっぱり阪神と言ったら特別やったし、応援していました。

 ――阪神のチームメートの印象はどう?

 みんな冗談とかも言い合えるし明るい。やる時はちゃんとやっているけど、ロッカーとかでは、はっちゃけたり。みんなとそうやっていますね。

 ――16年オフの入団会見時には友達ができるか心配していたが

 そういうので困ることはなかったです。

 ――プレーする上でセ・パの違いは感じた?

 初めて対戦することが多かったんで、イメージが湧きづらいというのはありましたね。このピッチャーの真っすぐはこういうんで、変化球はこういうんで…という大体のイメージというのが今まではずっとあった。去年は初対戦がほとんどだったんで。イメージが湧きづらかった。

 ――そういう意味では今年につながる部分はあるのでは

 それはもちろん。成績的にもこんな数字を期待されているわけではないと思うんで。自分としてももっといい成績を残して、それプラス、勝ちにつながるような一打を打ちたいですね。

 ――今年で37歳。野球界では「ベテラン」と呼ばれる年齢になってきたが抵抗はない?

 いや、年齢的にはおっさんなんで(笑い)。別に抵抗とかはないですよ。

 ――肉体的な変化は感じる?

 それは感じないですね。ただ、昨年に関しては右脇腹を肉離れしたんで、しないようにケアが大事になってくる。それは年齢は関係ないですけどね。

 ――逆に年々成長できるという実感は

 それはもちろん、思っています。引退するまでずっと思っていると思う。満足はたぶん…、一生しない。

 ――今季もまずは大前提として1シーズン出続けることから

 昨年は春のキャンプもちょっとヒザを痛めて1カ月別メニューやったんで。まずはキャンプに万全で入って、ちゃんとやりたいことをしっかりやれるようにしたいですね。

 ――金本監督は37歳でキャリアハイ。そういう先輩たちの存在は励みになる?

 まだ、そういうのは意識していないですね。自分の年齢とか、他の人のこととかは。いかにいいパフォーマンスを出せるか。それしかまだ考えていないですね。

 ――福留、鳥谷らは今季の目標に「優勝しかない」と断言している。彼ら同様、優勝経験者として気持ちは同じなのでは

 やっぱり優勝したらすごい充実感はあるんで。もちろん、その時に輪に加わっていないと意味ないんですけど。充実感もあるし、チームの団結がもう一つ深まるみたいな…。そういうのはすごく感じたんで。一度味わうと余計にまたしたくなるでしょうし。

 ――狙うは優勝。そのためには

 もちろん、優勝したい。2位じゃない。やっぱり広島というチームとの差は感じた部分はあった。あそこを追い越そうと思えば、もっとスキなく攻めないといけないと思う。10ゲーム離されましたけど、取れる試合もあったと思うんで。ただ、向こうは試合を決めるような走塁とか、そこでの1本とかをやってきた。そういう場面で打てる、走れるというのがすごい。それがなかなかできないことなんで。それができているから強いんだとは思いました。

 ――個人的な成績では何に重きを置く?

 それはもう、全部ですよ。試合数から上げます! 3割は打ちたいし。盗塁数にしても一昨年53個して、去年が21個なんで。ヒザのケガの影響もあったんですけど、もっと走りたいとはずっと思っています。

 ―最後にスポニチ読者に18年の公約をお願いします

 公約ですか。じゃあ…、ヒーローインタビュー2桁で!。ビジターも含めて。(担当者に)3三振でも呼んでもらえるように言っときます!(笑い)。

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