巨人戦力外の高橋洸、建築会社で野球続ける 生後8カ月の息子抱えた妻「誇りです」

[ 2017年12月30日 23:37 ]

巨人時代、守備につく高橋洸
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 巨人を戦力外となった元プロ野球選手の高橋洸(24)が30日、年末恒例のTBS特番「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」(後10・00)に出演。プロ野球復帰へトライアウトに挑戦した様子などが放送された。

 今年10月27日に24歳の若さで巨人から戦力外通告を受けた高橋。11年ドラフト5位で巨人に入団し、50メートル5秒台の俊足を武器に将来の1番バッター候補として期待されるも、左膝の前十字靭帯損傷の大ケガに見舞われるなど思うような結果を残せなかった。

 昨年3月に志桜里さんと結婚。同7月に妊娠が判明した。「この子がお腹にいるから僕も頑張りました」とより一層、闘志を燃やしたが、今年とうとう戦力外を告げられた。当時、息子は生後0歳8か月。いちるの望みにかけてトライアウトに受験したが結果は4打数1安打、打撃以外にも走塁も自主的に参加してアピールしたが、プロ野球の球団からは声がかからなかった。

 夫のトライアウトを見守った志桜里さんは「悲しい涙じゃないですけど、涙が出ます」と号泣。高橋が身につけるユニホームを見つめ「私の大好きな背中なので、昔から誇りです」と感慨深げだった。

 その後、クラブチームと社会人野球からオファーの電話が舞い込んだ。悩み抜いた結果、建築会社で正社員として働きながら社会人野球でプレーすることを選択。「仕事はわからないけどいろいろな人に聞きながら…」と不安がる高橋を志桜里さんは「大丈夫じゃない洸くんなら」と背中を押していた。

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2017年12月30日のニュース