阪神 19年以降助っ人候補、元メジャー・朴炳鎬ら調査へ

[ 2017年12月30日 08:10 ]

阪神がマークする韓国・ネクセンに復帰する朴炳鎬
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 阪神が、今季限りでツインズとの契約を解除し、来季から古巣の韓国・ネクセンに復帰する朴炳鎬(パク・ビョンホ)内野手(31)ら韓国出身の元メジャー選手を調査していくことが29日、分かった。今オフもロサリオ獲得交渉と並行し、水面下で朴炳鎬の獲得も検討していたという。球団関係者は「メジャーでは通用しませんでしたが、ポテンシャルは今後の調査対象になってくるでしょう」と見通しを立てた。

 1メートル85、100キロの堂々たる体格を誇る、アジア球界屈指の大砲だ。KBO(韓国野球委員会)リーグでは、14、15年に2年連続50本塁打以上を放つなど実働10年で210本塁打を記録。12年から15年まで4年連続で本塁打と打点の2冠を獲得した。16年からツインズと4年契約を結んが、移籍1年目は62試合、打率・191、12本塁打、24打点と結果を残せず、今季はメジャー出場機会すらなく、傘下マイナーでのプレーを余儀なくされた。

 阪神は例年、韓国、台湾に編成担当を派遣し、定期的にアジア球界の逸材をチェックしている。その成果として過去に呉昇桓(オ・スンファン)を獲得し、今オフにもロサリオ獲得に成功した。来年も韓国視察を行う予定で、その際には朴炳鎬も直接視察するなどして調査を進めることになる。

 ほかにも、メジャー通算36本塁打を記録しながら今季は就労ビザが発行されずプレーできなかった姜正浩(カン・ジョンホ)内野手(30=パイレーツ)、16年からオリオールズ、フィリーズでプレーし来季から韓国プロ野球界に復帰する韓国・LGの金賢沫(キム・ヒョンス)外野手(29)らも調査し、19年以降の助っ人候補として可能性を探っていく。

 ≪呉昇桓もチェック≫阪神はかつての守護神で、現在はカージナルスからFAとなり所属先未定の呉昇桓についても、動向を見守っていく方針だ。阪神退団の原因となった15年オフの賭博問題の影響で韓国球界に復帰するには半年間の出場停止を科される障壁があるため、本人は日本球界入りも視野に入れているという。球団関係者は「現時点ではリリーフは充実しているが、呉昇桓が日本復帰も視野に入れているのは把握しています」と話した。

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2017年12月30日のニュース