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【西東京】早実・清宮「最初から走っておけば…」9回幻のランニング107号

第99回全国高校野球選手権西東京大会5回戦   早実5―0法政 ( 2017年7月21日    神宮 )

<法政・早実>9回2死一、二塁、右翼線へ打球三塁打を放つ早実・清宮(左)
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会は21日、29大会で144試合が行われた。早実の清宮幸太郎内野手(3年)は法政との5回戦に「3番・一塁」で出場し、3回に公式戦8戦連発となる高校通算106号ソロ。高校通算最多とされる107本塁打まであと1本と迫った。22日は北北海道、岩手、福島大会決勝など41大会162試合が行われる。

 高く上がった白球が青空に吸い込まれた。9回2死一、二塁。清宮が放った打球に、右翼の池野が背走した。高校通算107号か。観衆5000人の視線が一斉に動いた。

 しかし、伸びない。スタンドまでは届かない。右翼線際へ打球が落ちた。池野が後逸するのを見て清宮は急加速。三塁に達した。

 2―0からダメ押しの2点を挙げた一打。だが、清宮は残念がった。「最初から走っておけば“なった”かもしれない」。全力で走っていれば、何に「なった」のか――。そう。高校通算最多本塁打とされる神港学園・山本大貴の記録に並ぶ本塁打を、高校入学後は経験のないランニング本塁打で決めた可能性があったのだ。思わず苦笑いが浮かんだ。

 「王手」の106号は清宮らしかった。3回、カウント1―2から甘く入ったシンカーを強振。「いったと思ったけど、センターの足取りが止まっていたので“あー、アウトか”と思った」という滞空時間の長い打球が、そのまま中堅右へ着弾した。ソフトバンクの山本省吾スカウトが「近いポイントで打つのは大リーガーみたい」と驚いた一発だった。

 「走りすぎちゃった」ミスもあった。二塁打で出た5回、1死から雪山の中飛で2死と勘違いして本塁へ突進。三塁コーチに制されて慌てて戻ったが、間に合わずに併殺を喫した。しかし、そこで落ち込まないのが清宮だ。6回の円陣。「アウトカウントを間違えないようにいこう」と声を張り上げ、自身のミスを自虐的に笑いに変える心の強さがあった。和泉実監督は「それを言うのは難しい。失敗を責めるんじゃなく、認めて受け入れる空気がある」とチームの一体感を口にした。

 昨夏は次の準々決勝で敗れた。25日の相手は日本学園。「変わらず勝ち優先でいきたい」と言い切った。リーチ一発で高校球史に名前を刻む。(東尾 洋樹) 西東京大会組み合わせ  7月21日の結果

[ 2017年7月22日 05:30 ]

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