広島チケット開幕前にほぼ完売 転売目的も担当者「対策難しい」

[ 2017年4月1日 05:46 ]

 プロ野球広島カープの本拠地・マツダスタジアム(広島市)で今季開催される試合のチケットが31日の開幕を前に、ほぼ完売した。昨年、25年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた影響から今年もファンがチケットを求め殺到している。

 昨季は6月に11連勝し、優勝への期待からチケット購入者が急増。7月前半に指定席はほぼ完売し、かつてない売れ行きに。今年はそれを上回るペース。スタジアムは約3万3000人を収容できるが、発売2日後の3月3日には自由席などを除き残席がなくなったという。

 ただ、オークションではシーズン後半の8月や9月の試合が既に出品されており、転売目的での購入も多くあったとみられる。3月後半の時点で、9月中旬の外野指定席4枚が、正規価格の5倍の約4万4000円になっていた。球団の担当者は「転売目的の購入は何とかしたいが、対策が難しい」と頭を抱えている。

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2017年4月1日のニュース