川崎 古巣復帰の決め手は熱意「福岡のGMたちの思いがあったから」

[ 2017年4月1日 12:07 ]

背番号「52」のユニホームに袖を通しポーズする川崎。右は工藤監督
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 カブスを自由契約になり、古巣ソフトバンクへの入団が決まった川崎宗則内野手(36)が1日、ヤフオクドームで入団会見を行った。単年契約、背番号は同じ、52に決まった。スーツ姿で現れた川崎は「ただいまというか、まだ、帰っていない気持ちです。ヤフオクドームでプレーした時、やっと帰ったなと思う。まだ、夢かなというくらい不思議な感じですね」と率直な心境を語った。

 11年オフに海外FA権を行使し、メジャーへ挑戦した。6年ぶりとなる日本球界復帰を決意した理由を問われると「おとといまでアメリカにいました。朝起きたら、首だというメールが来て、こら困ったなと思った時、一番最初に声を掛けてくれたのがホークスだった。次の日、大きくそれ(熱意)を感じ、あ、ホークスか!ホークス行きたいなと思いました」とほぼ即断即決だった。

 福岡の「GM」の影響も大きかったと川崎は言う。「福岡に帰ってくるたび、たくさんのGM(ゼネラルマネジャー)がいました。タクシーの運転手さん、行く店の大将、エレベーターで会う子ども連れの方に“いつ、帰ってくるの?”と聞かれ、それも頭にありました。11年にFAした時、帰ってくる予想はなかった。たくさんの福岡の人たちの思いがあったからだと思う。こんな僕に声を掛けてくれたたくさんのGMに感謝しています」とファンをアメリカの編成責任者に例えた。

 同席した工藤公康監督(53)は「野球の力があるのはもちろん、愛されるこのキャラクターも素敵だなと思いました。彼が“よし、大丈夫だ”と思った時、1軍に上がるようにしっかり、調整してもらえればいい」と調整は一任する考え。守備位置については「今、一番、手薄なのが内野。彼が普段やっている内野を中心に考え、一番、能力を発揮できる場所を探したい」と期待をした。

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