大阪桐蔭・西谷監督 大阪対決制す「明日からもう一度夏の山に登りたい」

[ 2017年4月1日 16:08 ]

第89回選抜高校野球大会・決勝   大阪桐蔭8―3履正社 ( 2017年4月1日    甲子園 )

<履正社・大阪桐蔭>9回1死二塁、勝ち越しの2ランを放った西島(中)を抱き締める大阪桐蔭・西谷監督
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 大阪桐蔭が大会史上初の大阪対決を制し、5年ぶり2度目の選抜優勝。西谷浩一監督は「バッテリーの勝利だと思います」と選手をたたえた。

 8回に同点に追いつかれ「ホームランを打てるチームではないが、3本のホームランが出て、このままいきたいという気持ちがあったが…。やはり履正社さんはバッティングいいですからそう甘くはなかった」と指揮官。流れを変えたのは継投。9回に先発の徳山に代え、代打に西島を送った。「徳山が本当に頑張っていたので、相手のエースより先に代えるということはしたくなかったが、今日は後半勝負になると思って、後ろにも(投手を)置いていた。西島も自信をもってこっちを見ていた。ナイスホームラン」と選手を信頼した全員野球が勝因と胸を張った。

 5年ぶり2度目の選抜優勝。「春の日本一を目指して、ずっと叱りながらやってきて、春の頂点を取ることができた。今日は勝たせてもらいましたけど、履正社さんに勝ち、大阪にはたくさんいい学校があって、そういう学校に勝たないと、夏ここに戻ってこられない。明日からもう一度夏の山に登りたい」と夏を見据えた。

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