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小久保監督が米国戦の先発明言!菅野“隠し球”フォーク解禁

<ドジャース・日本>試合前、ブルペンで投げ込む菅野
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 世界一奪還へ、フォーク解禁!第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンは、21日(日本時間22日)の準決勝で米国と対戦する。小久保裕紀監督(45)は20日(同21日)、大一番で菅野智之投手(27=巨人)を先発させることを明言。同投手は19日(同20日)、アリゾナ州のドジャース施設で63球の投球練習。1、2次ラウンドでは封印していたフォークを6球交え、臨戦態勢を整えた。また、チームはド軍と練習試合を行い、2―3でサヨナラ負け。試合後、決戦の地ロサンゼルスに入った。

 1時間半の飛行機移動を終え、菅野はロサンゼルスに降り立った。決戦の地は日が暮れ、気温15度と肌寒い。ドジャースと練習試合を行った灼熱(しゃくねつ)のアリゾナは35度で、寒暖差は20度。2日後に迫ったナイトゲームの空気を肌で感じた。

 「相手は開催国アメリカ。この上ないシチュエーション。盛り上がりは凄いと思うけど、どんな状況でも自分の力を出し切れば、どんな相手でも抑えられると思う」

 移動前――。練習試合に登板しなかった菅野は、千賀と並んでブルペンに入った。女房役の小林が球を受ける。人さし指と中指でボールを挟むようなサインを送ると、縦に大きく落ちる球を投げ込んだ。

 フォークだ。計140球を投じた1、2次ラウンドで見せなかった球種を、63球中6球も織り交ぜた。「まずまず(の感触)です。(フォークが)あったら有効になる」。日の丸を背負うエースの眼光は鋭かった。

 過去2試合は速球と横変化のスライダー中心に勝負した。敵国のデータにない縦の変化が加われば大きな武器になる。1次ラウンドの投球数制限は65球、2次ラウンドは80球。長い回数を投げるには、三振で球数を増やすよりも、早いカウントで打たせることを心掛けた。しかし、次の相手は「知っている名前しかいない」というメジャー軍団。「直球を軸に次の試合も投げる」という右腕にとっても、強振してくるパワーヒッターから、ここぞで三振も奪える球種は必要だ。

 17日、ドジャースのキャンプ施設で練習した侍ジャパンの激励に訪れたカブス・上原から金言を授かった。「球数は気にしない方がいい」。決勝トーナメントにも95球の球数制限はあるが、06年大会の優勝メンバーで、フォークを武器にメジャー随一のクローザーにのし上がった先輩の言葉だ。菅野は「球数は意識せず、とにかく0で抑える。チームが勝つ投球をしたい」と奮い立った。

 米国が準決勝進出を決めた18日のドミニカ共和国戦はテレビで観戦。ライバルの分析を進めるが「自分のピッチングをすることが一番。悔いのないように調整をしてきているから大丈夫」と力を込めた。世界一奪還まであと2勝。持てる力を全て出し尽くし、日本のエースがドジャースタジアムでメジャー軍団を斬る。 (神田 佑)

 ▽菅野の今大会登板 1次ラウンドのオーストラリア戦は2回2死からデサンミゲルに浮いたスライダーを右翼席に運ばれたが、初回から4回まで1イニング15球以下。直球を27%の18球と抑えてワンシームで芯を外し、要所ではワンバウンドのスライダーで三振を奪った。2次ラウンドのキューバ戦では2回にグラシアルにスライダーを被弾。4回にはメサにカーブを2点適時打され計4点を失った。

[ 2017年3月21日 05:30 ]

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