山田 「侍スパイク」完成 足型から精密採寸、最高のフィット感

[ 2017年2月23日 05:30 ]

山田がWBCで使用する新スパイク
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 ヤクルト・山田はブレない。WBC用に、新スパイクを準備した。契約するアディダス社のもと、オフに足型を作成。従来の中敷きではなく、靴本体から型を基に作成されている完璧な「山田モデル」が完成した。23日の練習初日から試し履きする。

 「ユニホームを着たら気持ちも入ると思うし、緊張感も高まると思う」

 初のWBCに臨む山田。その足元から支えていく。同社が開発した「micro FIT(マイクロフィット)ラスト」と呼ばれるもので、フィット感を最大限に高めるのが特徴。重さを感じにくく、爆発的な瞬発力も生み出す。「一切のブレがない。走攻守に力を発揮すると思います」と担当者。巨人・坂本も同社のものを履く予定だ。重量感がないため、日々の蓄積疲労も軽減される。歯の位置を中央に集めたことで、推進力も増した。

 山田はWBC合宿中も、恒例となっている11種類のティー打撃を行う。杉村打撃コーチは不在だが、帯同する江花ブルペン捕手がパートナーを務める。足下だけでなく、練習法もブレない。真中監督の計らいでこの日まで2連休をもらい、体を休めた。その指揮官からは「自分のだけじゃなくて、ヤクルトの名前もしっかりと売ってこい」と激励された。前人未踏の2年連続トリプルスリー男が、侍ジャパンを2大会ぶりの世界一へと牽引する。

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