ドラフトの主役になれるか…奈良学園大の村上は右の長距離砲「「糸井選手が理想」

[ 2017年1月11日 16:47 ]

奈良学園大の村上も今秋ドラフト候補
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 体もスケールも阪神の糸井級だ。1メートル89、95キロの体格を誇る奈良学園大の村上海斗外野手(21)。足のサイズは30センチで、打撃用の手袋は特注の30センチを使用している。50メートル走5秒8、遠投は110メートル。右の長距離砲は今秋ドラフト戦線の主役に躍り出る可能性も秘めている。

 「糸井選手が理想です。走攻守三拍子揃った選手で憧れています」

 阪神・糸井と同じ京都出身で直球の最速は145キロ。奈良学園大には投手として入学したように、経歴も“本家”と似ている。左右の違いはあれ、長打力こそ最大の武器。昨年の大学選手権では腰痛に悩まされながら、準々決勝の関西国際大戦で本塁打。「逆方向への強い打球」が強みだ。

 社会人野球の強豪5チームから誘いを受けたが、進路は「プロ1本」に絞った。オリックスの吉田雄人は北照の同級生で、斎藤綱記は1年後輩にあたる。中央球界では広く名が知られていない存在だが、規格外の大型外野手には無限の可能性が詰まっている。

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2017年1月11日のニュース