マグワイア氏 元スター選手では異例の打撃コーチ6年

[ 2017年1月11日 08:02 ]

現役時代のマグワイア氏(AP)
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 マグワイア氏は10年からカージナルス、13年からドジャースの打撃コーチを3年ずつ務めた。早出練習など拘束時間の長い打撃コーチを、元スター選手が6年間も務めることは珍しい。昨年パドレスのベンチコーチに就任。将来は監督になる器とうわさされる。指導者としての強みは、カ軍時代の指揮官である名将トニー・ラルーサ氏から吸収した深く緻密な野球知識。その知識を押し付けず、適度な距離感でコミュニケーションを取る。

 ド軍、パ軍で指導を受けたケンプは「技術的な部分よりも、打席でのアプローチを指摘される。特定の投手に対しどう相対するか。アプローチの方法を試合前によく話し合った」と振り返る。カ軍時代の教え子フリースは「リラックスさせてくれ“自分はいい打者だと信じることが重要”と教えられた。教え方はとてもシンプルだった」と話し、12年の球宴選出はマグワイア氏のおかげだと感謝している。 (奥田秀樹通信員)

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2017年1月11日のニュース