村田 「男」改め「The Man」になる!三塁争うマギーを英語でヘルプ

[ 2017年1月11日 05:30 ]

グアムの空の下、ティー打撃をする村田
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 「男」が「The Man」になる。巨人・村田が、自主トレ先のグアムで英語力も磨くことを宣言した。定位置の三塁には今季、新外国人のマギーが加わるが、チームに溶け込めるよう懸け橋になるというのだ。

 「マギーが来たらもちろん競争だし、負ける気はない。三塁が自分のポジション」と譲る気はさらさらないが「英語で、チームのことを伝えたい。間違いなく優勝に向けて戦力は厚くなる」と歓迎。男くさい風貌と一本筋の通った性格で、懐も深い。それが「男・村田」と呼ばれるゆえんだ。

 12年に巨人に移籍し、優勝旅行でハワイを経験したことで英会話を始め、現在はホームティーチャーを招き、勉強を続けている。グアムでもカバンに英会話本を忍ばせ、ショッピングで実践。「もっと大きなサイズが欲しい」など英語で掛け合い、「自分で買い物もするし、上達すると思う」と手応えを感じている。

 メジャーには「The Man」と呼ばれた男の中の男がいた。カージナルス一筋で通算22年間プレーし、3630安打を放った伝説の強打者スタン・ミュージアル。紳士的な振る舞いと人柄の良さでファンから愛された。1安打につき1万円を寄付する基金を立ち上げ、サービス精神も旺盛な村田は、日本の「The Man」を目指す。

 昨季は3年ぶりに打率3割をマークし、今季は「昨年をベースに上乗せしたい」と81だった打点を100に目標設定した。この日は三塁で一心不乱にノックを受けた村田。「レギュラーを獲れるように一からいきます」。マギーと共闘し、3年ぶりのV旅行へ導く。(グアム・神田  佑)

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