由伸監督、来春キャンプは「特権」剥奪 阿部らベテランも横一線

[ 2016年11月22日 05:30 ]

台北の松山空港でサインする高橋監督
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 3年ぶりのV奪回へ、全開キャンプインの大号令だ。巨人・高橋監督はこの日、巨人OB選抜の一員として参加した台湾遠征から帰国。来春の宮崎キャンプについて「ベテランも若手も、ある程度、できないとダメ。時代が違うんだから」と語り、全力でプレーできる状態で初日を迎えることを要望した。

 リーグ2位からの雪辱へ、厳しさを増す春季キャンプ。WBCの代表への招集が確実な坂本、菅野以外は、ベテランも若手も横一線のスタートで、昨年、調整を一任しながら右肩痛で開幕2軍となった阿部も例外ではない。「今年は任せて失敗したみたいなものだから、本人も自覚しているでしょう」と言った。

 台湾では偉大なOBとの時間を共有し「強くなってほしいという期待を感じた」という。OB会顧問であるソフトバンク・王貞治球団会長の「来年がスタート。今年は準備みたいなもの」の言葉にも「気を使ってくれているんでしょう」と甘えはない。

 競争は激化するが、機会は与える。「チャンスはいっぱいある。チャンスは増えると思う」。あとは誰がつかむか、だ。(春川 英樹)

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2016年11月22日のニュース