おかわり「最悪のシーズン」から巻き返しへ右膝負担減新打法

[ 2016年11月22日 05:30 ]

契約更改を終えて来季の目標に「がんばる。」と記す中村
Photo By スポニチ

 西武の中村剛也内野手(33)が21日、西武プリンスドーム内で契約更改交渉に臨み、現状維持の4億1000万円でサインした。4年契約の3年目とあって年俸こそ現状維持だったが、自ら「最低、最悪のシーズン」「なかったことにしてもらいたい」とダメ出しを連発した。成績を見れば無理もない。打率・238、21本塁打、61打点はいずれも直近3年間でワースト。不動だった「4番」を外され、2軍降格の憂き目も味わった。

 不振の原因は右膝痛。「右膝が軸なので、ずっとやっていると負担になってくる。今季はつらかった」。102キロの巨体を支え続けた膝はプロ15年間の疲労で悲鳴を上げていた。現在は、飛距離を保ちながら負担を減らす打撃フォームへの改良に着手している。「負担を軽減しながら、違った打ち方でやってみる」。具体的な内容は「秘密」と明かさなかったが「まだティー打撃と素振りだけど、いい感じ」と手応えを感じている。「ケガなくフルで戦って、本塁打、打点にこだわってやっていく」。来季で4年契約の最終年を迎える「新生おかわり君」が、早くも逆襲に燃えている。(重光 晋太郎)

続きを表示

2016年11月22日のニュース