【巨人秋季キャンプ】「61」に戻った中井 来季への強い思い 指揮官直接指導

[ 2016年11月18日 11:10 ]

韓国・ハンファ戦で本塁打を放ち、ナインとハイタッチする巨人・中井

 秋季キャンプ集大成の特大弾だった。17日、韓国・ハンファとの練習試合後。巨人・中井は少しだけ笑顔を見せた。

 「前回(12日ハンファ戦)打ってなかったので、結果が出て良かった。感触は良かったです。どこまで飛んだかは見てないです」。広いサンマリンスタジアム宮崎の左翼席中断に運んだ。「4番・右翼」で出場し、初回1死一、三塁から先制の3ラン。若手中心の秋季キャンプに参加する26歳が存在感を示した。

 15日からの第3クールでは、高橋監督から様々なアドバイスを受けた。居残り特打の最中も、ケージ裏で順番を待ちながら身ぶり手ぶりを交えた指導を受けた。指揮官は「自分はこうやっていたとか(伝えた)。それが合うか合わないか、やってみないと分からないから」と説明。今季は43試合の出場で、打率・196。背番号は「36」から、13年までつけていた「61」に戻った。「背番号で野球をしているわけではないので、その背番号で良い結果を出したい」と来季にかける思いは強い。

 今オフは選手としての幅を広げるために、内野手ながら外野の守備練習にも積極的に取り組んできた。打撃フォームも来季に向けた改良を重ね「監督にも声をかけていただいて取り組んできた。明日以降もしっかり続けていきたい」。チームは18日に秋季キャンプを打ち上げ帰京するが、中井は休まない。(神田 佑)

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2016年11月18日のニュース