荒木“脱ベテラン”「自分が前に出る」2000安打まであと39

[ 2016年11月18日 05:30 ]

契約更改交渉を終えた中日・荒木

 中日・荒木雅博内野手(39)が17日、ナゴヤ球場内で契約更改交渉に臨み、20%減の年俸7040万円でサイン。通算2000安打まで残り39本で臨む来季に向けては「脱ベテラン」を宣言し、自らチームをけん引することを誓った。

 「ここ何年か、若手をフォローできる感じがいいと思ってやってきたけど、考え方が変わった。自分が前に出てやっていく」

 今季は93試合出場で289打数71安打の打率・246。チームも自身入団2年目の1997年以来、19年ぶりの最下位に終わった。低迷する中で痛感したのはハングリー精神の欠如。「自分の中で“もう、いい年齢だから”と壁を作って、ガツガツ感がなくなっていた。ユニホームを着ている以上、レギュラーを取りたい」と野手最年長は勝負を挑む構えだ。

 迫る偉業についても「意識しないと言ったら、うそつき。思い切り、意識してやります」と強い口調で言い切った。2000安打以上に意識するのはあと27個に迫った通算400盗塁。今季は13盗塁だが、失敗0。「5個失敗していいなら、自信はある」。来年9月で40歳を迎える男は、惑うことなく強欲に行く。(桜井 克也)

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2016年11月18日のニュース