岸 楽天移籍で会見「地元に恩返ししたい」来季目標は15勝

[ 2016年11月18日 15:23 ]

笑顔の楽天・立花球団社長(左)と星野球団副会長(右)に囲まれる岸

 西武からFA宣言した岸孝之投手(31)が18日、楽天移籍を正式表明。コボスタ宮城に隣接するイーグルスドームで星野仙一球団副会長、立花陽三球団社長同席で入団会見を行った。

 岸は会見の冒頭で「このたび、楽天の一員になることになりました岸孝之です。東北、仙台のためにこれから精いっぱい頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」とあいさつ。

 移籍理由を「やっぱり野球を始めたのは仙台。そこからプロに入るまで、たくさんの方に支えられてここまでこれた。そういった方たちに成長した姿を見せたい、地元に恩返ししたい気持ちがありました」と語った。

 地元・東北は11年3月11日に東日本大震災が発生。甚大な被害を受けた故郷を「僕も何かしたいなと思っていたが何もできずにここまできた。仙台で投げるときは僕が投げて喜んでいる人もいるんだろうなという思いで投げていた。僕ができることがあれば、何でも力になれることがあればなりたい」と話した。

 来季の目標に15勝を掲げ「僕が投げて勝つことで皆さんに笑顔になってほしい。見に来てよかった、楽しかったと思ってもらえるように楽天の勝利のためにこれから頑張ります」と意気込んだ。

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