藤浪、侍版ツーシームはNPB球より「めっちゃ曲がる」

[ 2016年11月1日 07:35 ]

藤浪はメジャーリーグのボールで投球練習する

 オランダ、メキシコと強化試合(10日~13日)を戦う侍ジャパンに選出されている阪神・藤浪が秋季キャンプ第1クール3日目の31日、WBC公式球を使ったブルペン投球に取り組み、曲がりの大きいツーシームを“秘密兵器”とする可能性を明かした。

 「うまく投げられれば、すごく動くので。コントロールは難しいですが、うまく投げられれば」

 スライダー、フォーク…と一通り変化球の軌道を確認。最後に投じたツーシームが大きな収穫だった。片山ブルペン捕手の構えたミットが大きく右方向にそれるほど急激に変化。“使える”とばかりにニヤリと笑った。

 「めっちゃ曲がるでしょ?(DeNAの)山崎康晃さんになった感じですね」

 球界屈指のツーシーム使いの名前を出すほど自分でも驚いた。WBC球でしか体現できない“宝刀”は強化試合だけでなく、出場を目指す来年3月の第4回WBCへ大きな武器になり得る。1日には実戦勘を取り戻すため紅白戦で先発登板を予定。さっそく披露する可能性もありそうだ。 (遠藤 礼)

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2016年11月1日のニュース