広島、3億円でファーム球場大改造 今オフは室内設備整備

[ 2016年11月1日 05:30 ]

 黄金時代を築くため先行投資は惜しまない。広島が2軍公式戦でも使用する由宇練習場の大改造に乗り出すことが31日に分かった。

 まずは球場自体の改造に取りかかる。バックネットを約5メートル前方に出すことで広大なファウルゾーンを削り、スペースを確保。自軍ロッカールームの全面移設に加え、ビジターチーム用のロッカールームを新設し、冷暖房も完備する。1日に起工式があり、来年3月末の完成を目指す。

 グラウンド内も「マツダ仕様」へと変更する。来オフにはマウンドをマツダスタジアムと同様の形状、硬さになるような改修工事に着手。球団関係者は「同じ形状に近づけることで投げる球の質も変わる。マウンドに慣れて、選手がより力を発揮できる環境にしたい」と狙いを口にした。

 さらにマウンドと同時期に外野の天然芝も全面的に張り替える予定。複数年にまたぎ、約3億円の費用をかける大改造計画について関係者は「少しずつ投資しながらマツダと一致する形にしたい」と話した。

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2016年11月1日のニュース