板山「小学校以来」のショート挑戦 首脳陣評価は上々

[ 2016年11月1日 08:30 ]

北條(左)とともに、ショートの位置でノックを受ける板山(右は金本監督)

 本職の外野手だけでなく二塁手でも練習を続けてきた阪神の板山がついに遊撃手にも挑戦した。秋季キャンプ3日目の31日、シートノックや投内連係などの練習で「小学校以来」という遊撃に就き、無難な動きを披露。金本監督、久慈内野守備走塁コーチら首脳陣の評価も上々で、さらに可能性が広がった。

 「自分が思っている以上にできました。ショートというのは内野の要だし、自分にはまだそこまでの守備力はないので、もっともっと練習しなければいけない」

 ドラフト1位・高山と同じ左打ちの外野手として6位入団も、進む道は違うかもしれない。三遊間の難しいゴロも軽快にさばく姿に金本監督は満足そうにうなずいた。

 「うまかったね。(守備コーチは)球際は北條より強いとか言っていたね。北條もそれを聞いて『えっ』と思うかな。アイツは厚かましいから思わないか」

 北條を刺激する狙いにとどまらず、板山の内野起用はすでに構想内。久慈コーチも「派手さはないけど、堅実さはある。監督がいつも言うように、まずは難しいところからやらせようということ」と説明した。

 打撃練習では「4スタンス理論」の広戸氏から体重移動についての助言を受け、高山同様、指揮官と同じB2タイプと判明。身体能力と負けん気の強さには定評のある若虎が、どう育っていくのか楽しみだ。

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2016年11月1日のニュース