実りの秋 広島新庄左腕トリオが活躍中

[ 2016年10月5日 18:18 ]

東都大学野球第5週第2日 ( 2016年10月5日    神宮 )

 広島新庄出身の2年生左腕・山岡就也投手が中大打線を6回無失点に抑え、国学院大に2つ目の勝ち点をもたらした。

 広島新庄といえば、今季高卒3年目ながら巨人で唯一二ケタの10勝を挙げた田口麗斗(かずと)がおり、20日のプロ野球ドラフト会議で1位候補に挙がる堀瑞輝と、左腕ばかり。山岡は1年先輩の田口とよくブルペンで投げ迫田監督から「田口の横で勉強しろ」と言われていたという。

 「ボクは軟式出身で入学したときはまっすぐが120キロくらい。それでも試合で使ってくれて、高校2年の夏頃には140キロのボールを投げられるようになった。田口さんには直接聞いてはいないけど、試合で打者に向かっていく姿勢とかコントロール、勉強になった」と、先輩への感謝を口にする。

 山岡が3年生のときに入学してきたのが堀。この日は国体決勝を途中まで応援していたそうで「堀は入ってきたときから、いいボールを投げていて、初めから将来はプロと思っていたみたい。すごいですよ」と、後輩を持ち上げた。

 山岡自身もストレートのMAXは146まで伸び「きょうはストレートで空振りが取れた。いい感じになってきました」と秋1勝に手応えを口にした。

 優秀な左腕が集まってくるのか、迫田監督の指導がうまいのか。その両方だと思うが、巨人の田口は8日からのCS、高校生の堀は20日に運命のドラフト、そして山岡は国学院大2度目の優勝に向けてマウンドに立つ。広島新庄トリオが実りの秋を迎えている。

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2016年10月5日のニュース