1軍合流の巨人・岡本「反町隆史です」 すかさず村田「似てねーよ」

[ 2016年10月5日 05:30 ]

円陣で笑いをとる岡本(中央)に笑顔の高橋監督(右)
Photo By スポニチ

 打球をバックスクリーンに突き刺した。東京ドームでの全体練習に緊急合流した巨人・岡本が、フリー打撃で特大弾。最後は右中間、左中間上段に2連発で締めた。

 「この時期にせっかく宮崎から呼んでいただいた。一日一日、一球一球大事にしたい」。前日、クルーズが試合に臨む姿勢などを問題視されて出場選手登録を抹消。宮崎のフェニックス・リーグから山本とともに招集された。6月4日に降格して以来、約4カ月ぶりの1軍となったが、計33スイングで4発を含む計16本が安打性だった。

 野手18人が練習参加するが、CSは17人で戦う可能性が高い。5日からのシート打撃でメンバー入りを猛アピールする。イースタン・リーグでは18本塁打、74打点で打点王も獲得。1日のソフトバンクとのファーム日本選手権では本塁打を含む2安打3打点で21年ぶりの優勝に貢献し、MVPにも輝いた。高橋監督も「(メンバーに)入れば右の代打とかになる。旬って言ったらあれだけど、状態もいい」と評した。

 練習冒頭の円陣では「宮崎から帰ってきた反町隆史です」とあいさつ。村田から「似てねーよ」と突っ込まれて大爆笑を起こした。昨年お立ち台で「ジョニー・デップです」と言わせた阿部から練習前に「分かっているだろうな」とプレッシャーをかけられ、満点回答だ。

 クルーズの一件で緊張感が漂っていたチームに、フレッシュな風を送り込んだ。高卒2年目でのCS初出場へ、「強く振ることを一番意識してきた」。下克上日本一へ、シンデレラボーイが必要だ。 (神田 佑)

続きを表示

この記事のフォト

2016年10月5日のニュース