西武 内野守備走塁コーチに馬場氏招へい検討 指導力に定評

[ 2016年10月5日 08:06 ]

昨季、DeNAでコーチを務めた馬場氏
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 西武が来季の内野守備走塁コーチとして、韓国・ハンファで内野守備コーチを務めている馬場敏史氏(51)の招へいを検討していることが4日、分かった。

 現役時代はオリックス、ヤクルトなどで守備の名手として活躍した馬場氏は引退後もオリックス、ヤクルト、DeNAでコーチを歴任し指導力に定評がある。

 チームは3年連続Bクラスに沈み、中日で作戦兼守備コーチを務めた球団OBの辻発彦氏(57)が新監督に就任。101失策は2年連続リーグワーストで、「守備力の向上」を再建の柱に挙げる。今季内野守備走塁コーチを務めた奈良原浩氏(48)の退団はすでに決定。球団では水面下でコーチ人事を進めてきたが、そこで白羽の矢が立ったのが馬場氏だ。

 現在、韓国・ハンファでコーチを務めるが、シーズン後の退団は確実視されており、全日程終了後、正式に就任要請するとみられる。新指揮官と馬場氏は97~99年にヤクルトでともにプレーした仲でもある。後藤高志オーナーも「球際に強いチームをつくっていただきたい」と注文をつける。ゴールデングラブ賞8回の辻監督と同2回の馬場氏のタッグが実現すれば目指すべきチームづくりは大きく前進する。

 ◆馬場 敏史(ばば・としふみ)1965年(昭40)2月10日、福岡県生まれの51歳。柳川から新日鉄堺を経て、89年ドラフト5位でダイエー入り。94年からオリックス、97年からヤクルトでプレーし、00年で現役引退。オリックス、ヤクルト、DeNA、韓国・ハンファでコーチを歴任。95、96年にゴールデングラブ賞。1メートル73、77キロ。右投げ右打ち。

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2016年10月5日のニュース