夏の甲子園 4校が休養日調整、北海エース大西はノースローで調整

[ 2016年8月19日 16:39 ]

 第98回全国高校野球選手権大会は休養日の19日、前日の準々決勝を勝ち上がった4校が兵庫県西宮市内などで調整した。20日は甲子園球場で作新学院(栃木)―明徳義塾(高知)、北海(南北海道)―秀岳館(熊本)の準決勝が行われる。

 作新学院は史上初めて春夏連覇した1962年以来、明徳義塾は初優勝した2002年以来2度目の決勝進出が懸かる。全国最多37度目出場の北海、今春の選抜大会で4強入りした秀岳館は勝てば初の決勝となる。

 5年ぶりに4強入りした作新学院は全試合を完投している今井が休養に専念したため姿を見せず、4年ぶりベスト4の明徳義塾はノックなどで体を動かした。88年ぶりの準決勝に臨む北海はエース大西がノースローで調整。秀岳館は打撃練習中心のメニューで汗を流した。

 ▼作新学院・小針監督の話 明徳義塾は甲子園での戦い方を熟知している。最後まで食らい付きたい。8月の最後まで成長していこうというのが合言葉。選手たちは心から楽しんでやっている。

 ▼明徳義塾・馬淵監督の話 今井は屈指の右腕で、中軸も強力。守って勝つしかない。僅少差のゲームができるかがポイント。そうは打てない。いい試合をしようじゃない。勝ちに行きたい。

 ▼北海・平川監督の話 大西のピッチングに尽きる。6回まで2~3点差で何とかついていって、後半の3イニングで勝負したい。低めのボールの見極めができるかが大事になる。

 ▼秀岳館・鍛治舎監督の話 ベスト4は目標の最低ラインだった。選抜と同じく、準決勝で負けたら、春から成長がなかったということになる。優勝は意識せず、準決勝で勝つことに集中したい。

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2016年8月19日のニュース