明徳義塾・中野 馬淵監督に歴代2位タイ30勝プレゼント

[ 2016年8月19日 05:30 ]

<鳴門・明徳義塾>汗を飛ばしながら力投する明徳義塾・中野

第98回全国高校野球選手権大会準々決勝  明徳義塾3―0鳴門

(8月18日 甲子園)
 明徳義塾・馬淵史郎監督は試合前に言っていた。「中野が最後まで投げていれば勝つ。勝つなら3―1くらい」。ほとんど当たっていたが、“誤差”はエースが散発3安打で三塁を踏ませず完封したこと。4年ぶりの4強入りで、指揮官は歴代2位タイとなる夏の甲子園通算30勝目に達した。

 「うれしいです。甲子園の完封は全然違う」と中野。今大会は3試合20イニング無失点を誇るが、数カ月前は「どん底」だった。センバツ1回戦の龍谷大平安(京都)戦は3回KO。復調せず、春季四国大会はベンチから外れた。縦のスライダーを習得して「1」を奪回した夏。馬淵監督は「昔で言うドロップ。あれで別人のようになった」と目尻を下げた。

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2016年8月19日のニュース