ピート・ローズ氏 好調カブスを辛口評価「あのチームはヘマをやらかす」

[ 2016年6月15日 09:24 ]

ピート・ローズ氏 (AP)

 メジャーリーグの歴代最多安打記録を持つピート・ローズ氏(75)が、1907年以来、108年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙うカブスを辛口評価した。

 今季のカブスは開幕からここまで好調を維持し、勝率6割9分4厘はメジャートップ。特に、投手陣の充実ぶりは目を引き、チーム防御率2・63は勝率同様にメジャー最高成績。エースへと成長したアリエッタすでに2桁の10勝をマークし、レスターは8勝、ハメル、ラッキーのベテラン勢もそれぞれ7勝を挙げている。

 1世紀以上も遠ざかっている歓喜をシカゴ市民は信じて止まないが、メジャーリーグのヒットキングは、その期待が失望に変わると主張した。米国のFOXスポーツのインタビューでローズ氏は、「現時点でカブスがベストのチームであることは疑いがない」としながらも、「でも、あのチームはヘマをやらかす」と10月の勝負弱さを指摘。

 「プレーオフで戦えることが重要なんだ。昨季も97勝を挙げながら、メッツとのプレーオフではスイープで敗れているだろ」とシーズントータルでチームを評価する必要を説き、「プレーオフというのは、シーズン中の試合とは別物なんだよ」と自身の経験を語った。

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