ローズ氏 イチの日米通算安打に懐疑的「次は高校時代まで…」

[ 2016年6月15日 05:30 ]

ピート・ローズ氏 (AP)

ナ・リーグ  マーリンズ13―4パドレス

(6月13日 サンディエゴ)
 イチローの到達が迫り、ピート・ローズ氏(75)が14日付の米全国紙USAトゥデーで「日本では私を安打のクイーン(2番目)にしようとしている」と不満を示した。

 「殿堂入りする実績があるイチローから何かを取り上げるつもりはないが、日本では次は高校時代の安打まで加えるんじゃないか」とイチローのメジャーでのキャリアへリスペクトを示しつつも、記録の比較に懐疑的な見方を強調。「日本とメジャーが同等だと言う人はいないだろう。日本から来た多くの選手が失敗している」とし、メジャーで目立った実績がなく、01年に近鉄で当時のプロ野球記録に並ぶ年間55本塁打を放ったタフィ・ローズを例に挙げた。

 ローズ氏はイチローが日米通算4000安打に達した13年にも、同紙上で同様の意見を述べた。「だったらマイナーで打った427本を(自身の通算に)加えてくれ。プロとして打ったんだから」と当時から主張。一方で「もし俺に殿堂投票権があれば間違いなくイチローに入れる」とプレーヤーとしては絶賛していた。

 またイチローは同紙に対し「もし試合数の少ない日本だけでローズの記録を超えればさらに凄いし、信じられないこと。メジャーは試合数が多いから」と語っている。

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2016年6月15日のニュース