オリ屈辱3戦連続零敗 福良監督、さらなる打線改造も示唆

[ 2016年6月15日 06:30 ]

<阪・オ>9回、敗戦ムードが漂い、ベンチで渋い表情を浮かべる福良淳一監督(左)

交流戦 オリックス0-2阪神

(6月14日 甲子園)
 オリックスは甲子園の大観衆の前で屈辱にまみれた。3回以外は毎回走者を出しながら無得点に終わり、3試合連続の零敗。06年以来、10年ぶりに球団ワーストに並んだ。

 「チャンスはつくるけど、あと1本がね。(投手は)責められない。西も良かったが、(6回の代打の)あそこは勝負を掛けるしかない」。福良監督もガックリと肩を落とした。10日のDeNA戦の7回から30イニング連続無得点。ドラフト10位の杉本を1番起用するなど、打線を大幅に改造した効果は出なかった。

 唯一の光明は杉本と同時に1軍初昇格させた3年目の奥浪だ。2回に能見からプロ初安打を放つなど2安打1四球に1盗塁の奮闘。「能見さんから打てたのがうれしい。すごく緊張したが、初打席で1本出て、あとはリラックスできた」と初々しく喜んだ。首脳陣が期待するフレッシュな力が輝いた。

 ヤクルトと並んで交流戦最下位に転落。「明日も組み替えます。何とかしないと」と指揮官はさらなる打線改造を示唆した。今季最多を更新した借金14からの巻き返しには奥浪のような“新戦力”が必須。救世主の出現が待ち遠しい。

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2016年6月15日のニュース