検察「再犯の可能性が高い」重い求刑懲役2年6月、依存性を判断

[ 2016年5月18日 05:30 ]

清原和博被告

清原和博被告初公判

(5月17日 東京地裁)
 検察側が「再犯の可能性が高い」として求刑した懲役2年6月について、嵩原安三郎弁護士は「重い求刑。覚醒剤の初犯の場合、1年6月から2年くらいになることが多い」と語った。清原被告は所持、使用、譲り受けの3つの罪で起訴された。「3つだからやや上乗せされているとは思うが、それよりも薬物への依存性が高いという判断だろう」と語った。

 「週刊文春」が最初に清原被告の薬物疑惑を報じたのが14年3月。テレビ番組で疑惑について聞かれ、否定したこともある。「報道が出て、周りからクスリをやっているのではないかと言われ続けたにもかかわらず、やめられなかったことが判断材料になったのではないか」と話した。

 元東京地検検事の大澤孝征弁護士は「薬物への習慣性がうかがえることから、執行猶予が付くと見越して、抑止力として重い求刑にしたのではないか」と語った。「自ら群馬に足を運んで購入している。ちょっとしたきっかけで1回使ったのとは違う」と話した。

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