大谷 6度目の正直で今季初勝利!ワースト4失点も138球10K完投

[ 2016年5月1日 16:04 ]

<ロ・日>力投する日本ハム先発の大谷

パ・リーグ 日本ハム9―4ロッテ

(5月1日 QVCマリン)
 日本ハムの大谷翔平投手(21)が1日、QVCマリンで行われたロッテ戦で先発し、9回4安打4失点、10三振4四球で完投し、今季初勝利を挙げた。今季6度目の先発マウンドとなった大谷は2回に4安打を集中されて今季ワーストの4失点を喫したが、その後は立ち直って安打を許さず、138球を投げ切って念願の白星を手にした。

 右手の人さし指と中指にマメができている大谷だったが、「違和感もないし、痛みもない」と中6日で強行先発。立ち上がりから制球が定まらず、初回いきなり先頭の岡田をストレートの四球で歩かせたが、後続を断って無失点で終えた。

 しかし5点の援護をもらった2回にまさかの4失点。先頭のデスパイネに中堅フェンス直撃の二塁打を打たれると、1死からナバーロに中前に運ばれて失点。鈴木を歩かせると2死一、二塁から根元に右越え2点三塁打、続く岡田にも左前適時打を浴びて5―4とあっという間に1点差に迫られた。

 3回は清田、デスパイネを連続三振とした後、角中とナバーロに連続四球を与えて2死一、二塁のピンチを招くも、鈴木を落ちる球で空振り三振に斬って無失点。中盤以降は変化球を主体に切り替えて立ち直り、4~9回は1人の走者も許さない完璧な投球を見せた。

 打線は初回、2死二塁から4番・中田がロッテ先発・大嶺祐の変化球を捉え、左翼フェンス上部直撃の適時二塁打で先制。続く陽岱鋼にも適時三塁打が飛び出し、2―0とリードを奪った。2回には無死満塁から浅間が2点二塁打を放って大嶺祐をKOすると、なお無死満塁から田中の左犠飛で1点を追加。直後に大谷が1点差とされたが、6回にレアードの左翼線二塁打に相手失策も絡んで6―4とすると、8回には2つの押し出しと浅間の右前適時打で3点を加えてダメ押し。12安打9得点でエースを援護し、連敗を2でストップした。

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