慶大・須藤 宮台撃ち2点三塁打 3年間で1安打の男が3安打3打点

[ 2016年5月1日 05:30 ]

<慶大・東大>6回1死一、二塁、右中間へ2点三塁打を放つ慶大・須藤

東京六大学野球第4週第1日 慶大6―1東大

(4月30日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、慶大は東大のエース宮台康平投手(3年)を攻略して6―1で快勝した。須藤隆成捕手(4年)がリーグ戦初本塁打を含む3安打3打点と活躍。早大は5―4で法大に競り勝った。

 昨季までリーグ戦通算1安打の須藤が、固め打ちで勝利の立役者となった。2―1の6回1死一、二塁、宮台の初球直球を叩いて右中間2点三塁打。リーグ戦初の長打で追加点をもたらし「しっかりセンター中心に打ちにいった結果」と胸を張った。先頭で迎えた8回にはファウルで粘り、有坂の7球目をバックスクリーンへ初アーチ。「直球はファウルして、四球でいいというイメージで打席に入っていた。タイミングがうまく合った」。大久保秀昭監督も「須藤が珍しく打ってやっと期待に応えてくれた」と目を細めた。

 26日の明大4回戦では0―18で大敗。この日は「明大戦ではボール球を振らされていた」(須藤)と反省を生かし、好球必打で東大を粉砕した。恐怖の8番打者は「(相手にとって)やっかいな存在になりたい」と不敵に笑った。 (原田 真奈子)

 ▼東大・宮台(6回5失点で今季4敗目)粘り負けしないようにやったが、打たれて悔しいし力不足。直球の切れと制球を見直して通用する球を投げないといけない。

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