バンデン来日から無傷12連勝 7回1失点で最多堀内に王手

[ 2016年4月20日 05:30 ]

<ロ・ソ>ソフトバンクの先発・バンデンハーグ

パ・リーグ ソフトバンク2-1ロッテ

(4月19日 QVC)
 どこまでも頼りになる助っ人だ。ソフトバンクのバンデンハークが7回1失点で今季3勝目を手にした。これで昨年のデビューから無傷の12連勝。66年堀内(巨人)の13連勝以来、2人目となる快挙にも、試合後はチームメートへの感謝の言葉が口をついた。

 「高谷がいいリードをしてくれたし、打つ方でも助けてくれた。8回には本多が凄いプレーをしてくれた。チームとしてもいい勝ち方だった」

 一時は風速10メートルを記録するほど強風吹き荒れた敵地QVCマリン。時折雨も落ちた。コンディションは悪くても「風はこの球場の特徴。屋外だから途中で雨が来るかもとも思っていた。準備はできていた」と動じることはない。切れのある直球は高谷のミットに力強く決まった。またカーブを有効的に使い、ロッテ打線を翻ろう。4回には先頭の鈴木に右前打を許して中軸を迎えるピンチも、清田をカーブで空振り三振に斬った。7回にはデスパイネに高めに浮いた直球を右中間席に運ばれ同点となったが、直後の8回に勝ち越し劇が待っていた。

 当初先発予定だった16日楽天戦(ヤフオクドーム)は熊本地震の影響により中止。スライドはせずにこの日の先発に回った。来日2年目。自身が過ごす九州の地が甚大な被害を受け「自分たちは野球で力になりたい」と思いを込めて挑んだ一戦で、最強助っ人がまた一つ、連勝街道を進んだ。

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2016年4月20日のニュース