東京五輪期間の神宮使用中止問題 NPBは期間短縮要望

[ 2016年4月20日 05:30 ]

 日本野球機構(NPB)が19日、都内の事務局で、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会から大会前後約7カ月間の神宮球場借用の説明を受けた。NPB側はセ・パ両リーグの理事球団である巨人、西武の他、オリックス、ロッテ、DeNA、ヤクルトの6球団からなる五輪開催中の日程会議メンバー、同組織委側は武藤敏郎事務総長ら3人が出席した。

 同組織委はメインスタジアムの新国立競技場に隣接する神宮球場を20年5~11月にセキュリティー対策や機材置き場として使用する意向をNPB側に伝えた。

 ヤクルト球団を中心に公式戦開催に大きな影響が出るNPB側は協力の姿勢を示した上で使用中止期間の短縮を要望。同組織委も検討すると回答した。

 巨人の山岸均連盟担当は「情報の共有ができた。早めの対応が必要という認識」と話した。NPBは12球団が主に使用する13球場(ほっともっとフィールド神戸を含む)と、神宮球場を使用する東京六大学野球連盟、東都大学野球連盟などを交えた会議を来月にも開催したい考えを打ち出した。

続きを表示

2016年4月20日のニュース