オコエ 独特な盗塁スタート メジャー歴代最多盗塁王とダブる

[ 2016年2月15日 10:05 ]

<楽天・韓国ハンファ>右足を引いて独特のスタートをするオコエ

練習試合 楽天4―0韓国ハンファ

(2月14日 金武町)
 楽天・オコエが盗塁で加速できる秘密は身体能力の高さと、スタート時の右足の独特の動きにある。2回の二盗の際、投手の投球が大きくそれたため捕手は二塁に送球できなかったが、観戦した阪神・飯田正男スコアラーは「スタートは悪かったけど捕手がいい送球をしてもセーフだった」と言う。

 多くの選手はスタートを切る際に右足はその場に着けたままで左足を二塁方向へ踏み出すが、オコエは最初に右足が一塁方向に数センチだけ「逆戻り」する。この動きで右足が強く土をかみ、左足に続く右足の「2歩目」が爆発的な力を生み、その後の加速へとつながる。

 このスタートはメジャー歴代最多通算1406盗塁のリッキー・ヘンダーソンや西武時代の07年から4年連続盗塁王に輝いた巨人・片岡と同じ。米村外野守備走塁コーチも「あの足の運びは素晴らしい。スタート時の姿勢も低いから、加速がつきやすい」と高く評価している。 (山田 忠範)

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2016年2月15日のニュース