金本監督困惑「もめそう」…新ルールで本塁クロスプレー判定覆った

[ 2016年2月15日 06:00 ]

紅白戦の4回1死二塁、本塁を突いた荒木(右)にタッチする小宮山。一度はアウトの判定もベースをまたいだことが新ルールに抵触するとしてセーフに。後方右は金本監督

阪神紅白戦 白組4―0紅組

(2月14日 宜野座)
 阪神1軍キャンプの紅白戦で今季から新たに採用された「コリジョン(衝突)ルール」が適用される場面があった。

 4回1死二塁で中谷が左前打すると、二塁走者・荒木は本塁を狙った。左翼手・ペレスからのワンバウンド送球を捕球した捕手・小宮山は余裕を持ってタッチし、最初の判定もアウト。ところが、審判団が協議した結果、小宮山が本塁ベースをまたいで捕球したことから、一転、生還が認められた。

 長井球審は「ホームをまたいで捕球している。だからコリジョンプレーとしてジャッジしました。(小宮山が)走路に入ったということ」と説明した。これには金本監督も困惑気味。「お互いさまと言えばお互いさま。これからももめそうな気がします。定義付けが厳しそうです」と首をかしげていた。

 ▼阪神・高代ヘッドコーチ(三塁ベースコーチ)見ていてホームベースが隠れた気がしたので、どうなんだと(審判に)確認しにいった。

 ▼阪神・矢野作戦兼バッテリーコーチ ハーフバウンドを安全に止めにいくと下がることになるし、手だけでタッチするような軽いプレーになる。ルールにのっとってやるけど、かなりもめると思う。やってみないと分からない。

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